2級クイック解答 - ウイスキー検定アンバサダー

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【問1解説】
下の図を参照して下さい。④の位置は、正確にどこを指しているかわかりません。





【問2解説】
カロデンの戦い(Battle of Culloden)は、1746年4月16日に、スコットランドのハイランド地方インヴァネス近郊のカロデン湿原(ムア)において、チャールズ率いるジャコバイト軍とグレートブリテン王国(英国)軍との間で行われた戦いです。この戦いでジャコバイト側は完敗、ブリテン島でのジャコバイト運動はほぼ鎮圧されその組織的抵抗は終わりを告げました。日本語では「カロデン・ムアの戦い」と表記されます。因みに、このカロデンの戦いの前年1745年8月19日にチャールズは、ハイランド地方のグレンフィンナンで決起、エディンバラを占領して9月のプレストンパンズの戦いにも勝利しました。

※因みに、「バノックバーンの戦い」は、「カロデンの戦い」よりも約400年以上も前に遡り、1314年6月23~24日,ロバート・ブルース率いるスコットランド軍がエドワード2世指揮下のイングランド軍を撃破し、スコットランドの独立を奪い返した戦い。この戦いでブルースはロバート1世ブルースとして正式に王位についた。スコットランド人はこの戦いをスコットランド独立戦争の頂点と見なしています。敗北に衝撃を受けたイングランドは、スコットランド式の歩兵戦術を採用し始めました。
その51年前に勃発したのが「ラーグスの戦い(1263年10月2日)」で、スコットランドのラーグス近くのクライド湾での、ノルウェー(ホーコン4世)とスコットランド(アレキサンダー3世)の王国間で発生した紛争です。紛争中、小規模な小競り合いや王同士の対立などといった軽微な衝突しか起こらず、唯一発生した会戦である「ラーグスの戦い」も引き分けに終わったとされています。
ラーグスの戦いの34年後の1297年9月11日に、ウィリアム・ウォレス、アンドリュー・マリー率いるスコットランド軍がスコットランド総督サリー伯ジョン・ド・ワーレン率いるイングランド軍を打ち破った戦いが「スターリング・ブリッジの戦い」。スコットランド独立戦争におけるスコットランドの初の大きな勝利であり、スコットランドの自信は回復し、ウィリアム・ウォレスの名声は高まりました。スターリング橋の戦いともいいます。



【問3解説】
各蒸留所の位置は、下図の通り。
①グレンキンチー(ローランド)
②エドラダワー(ハイランド)
③ダルウィニー(ハイランド)
④クライヌリッシュ(ハイランド)



【問4解説】
グラスゴーには空港近くの工業団地の中に、その名もグラスゴー蒸留所というのができていますが、グラスゴーのど真ん中、クライド河の右岸に、2017年11月にオープンしたのがクライドサイド蒸留所で、ここはかつでグラスゴーの繁栄を支えた巨大なクィーンズドックの跡地でした。そのドックの巨大陸橋を動かしたのがハイドロシステムを使ったポンプハウスで、これが現在蒸留所のレセプションセンターになっています。


 
【新版テキスト:P94】


【問5解説】
ミルトンダフ蒸留所は、プラスカーデン修道院が経営していた製粉所の建物を利用して1824年に創業しました。1936年にカナダのハイラムウォーカー社が買収し、傘下のバランタイン社が蒸留免許を取得、以来バランタインの重要なモルト原酒となっています。1964年に2基のローモンドスチルを導入し、一時期ではありましたが、このローモンド・スチルを用い『モストウィー(Mosstowie)』と言うブランドでミルトンダフよりもヘビーでより個性的な別のモルトを瓶詰していた時期があります。
ローモンドスチルは、ポットスチルのネックの中のストレートパイプの中に、3枚の再留板 rectifier plates が設置されており、その板の位置と板の温度を3枚別々に調節することによって、蒸留された気体を還流させることができます。ローモンド式蒸留器の外形は、ネックの部分が円筒形になっています。この蒸留器は、1955年にハイラム・ウォーカー社の社員のAlistair Cunningham と Arthur Warren によって開発されました。

因みに、「グレンクレイグ」はグレンバーギ蒸溜所に於いて1958年~1981年の間にローモンドスティルを使用してつくられたシングルモルトです。その名は当時の生産責任者であるWillie Craaigからとられたものです。1958年にカナダのハイラムウォーカー社が買収し、同社が開発したローモンドスチルを2基導入し、1981年に取り外されるまでの間、生産されていた第2のシングルモルトウイスキーです。
 
【テキスト:P57】【新版テキスト:P69】


【問6解説】
竹鶴政孝は、1918年12月にスコットランドに到着、翌年の1919年4月21日(月)から1週間、スペイサイドのロングモーン蒸留所(現在は、ペルノリカール社が所有)にて、1898年から新たにオーナーになったジェームズ・R・グラントに頼んで職工と一緒に働かせてもらい、モルトウイスキーの製造実習、ボーネスのジェームス・カルダー社工場にてグレーンウイスキーの製造実習を積みかさねました。
そして、1920年の中頃、キンタイア半島の先端の町、キャンベルタウンにあるヘーゼルバーン蒸留所にて再度、モルトウイスキーの製造実習とブレンド技術を学びました。2冊の「竹鶴ノート」の舞台となった蒸留所です。今や失われた蒸留所として名を残すのみで、記録も十分に残っておらず、その実態には不明な点も多い蒸留所ですが、当時はキャンベルタウンで最大を誇っていました。  

因みに、1934年に設立した余市蒸留所の石炭直火蒸留によるポットスチルも、実習先の蒸留所を倣ったものです。

【テキスト:P56】【新版テキスト:P67】


【問7解説
聖パトリック(St. Patrick)がアイルランドにキリスト教を広めたのは、5世紀頃で、その聖パトリックの命日(3/17)は、のアイルランド最大の祝日「セントパトリックスデー(聖パトリックの日/St. Patrick’s Day)」として、敬虔なカトリックの国であるアイルランドでは、この日を一年のうちの最大の祝日として、国を挙げてお祝いします。イギリスから独立後、徐々に祭礼日として成長し、1903年より正式な祝日となりました。
毎年、日本でもアイリッシュ・ネットワーク・ジャパン(INJ)が主催となり東京でパレードが行われていますが、新型コロナの影響で、2020年から3年連続で開催が中止されています。






【問8解説
アメリカはヨーロッパ各国の植民地でしたが、1775年にイギリス本国と東部沿岸の13の植民地との間に独立戦争が勃発、13植民地をまとめる大陸会議は、1776年に独立宣言を採択しました。独立戦争勝利後の1789年にはジョージ・ワシントンが初代大統領に就任しています。国家財政を安定させるため、アメリカ連邦政府は1791年にウイスキーへの課税を決めましたが、スコッチ・アイリッシュの反発を招き暴動へと発展しました。これが「ウイスキー戦争」です。
1794年に政府は1万5000人の軍隊を派遣して暴動を鎮圧しましたが、その後、課税を嫌がったスコッチ・アイリッシュたちは、当時まで「外国」扱いだった西部のケンタッキー、テネシーなどに、アパラチア山脈を超えて移り住みました。

【テキスト:P134】【新版テキスト:P152】



【問9解説
バーボン特有のサワーマッシュ(sour mash)方式とは、仕込水と混ぜてバックセット(backset)と呼ばれる蒸留廃液を加えることで、ケンタッキーに限らず、テネシーでもヴァージニアでも、どこでもこの方式を採用しています。
蒸留工程でビアスチル(コラム式の連続式蒸留機)の底部にたまる、アルコール分の抜けた廃液のことをスティレージ(stillage)、またはスロップ(slop)と呼びます。バックセットというのは、このスティレージに含まれる固形分を分離した温廃液のことで、スィンスティレージ(thin stillage)ともいいます。バックセットを加える目的は、クッカー内部のマッシュの酸度を上げ、バクテリアなどの雑菌の繁殖を防ぐのと、糖化酵素に適した環境をつくることにあります。バックセットのpH値は3.5~4.5で、相当に酸味に強い液体です。麦芽の糖化酵素が最も良く働くpH値が5.4~5.6です。一方、バーボンの仕込水は「ライムストーンウォーター」と呼ばれるミネラル分豊富な水です。これは硬度300~350くらいの硬水で、pH値は糖化酵素が働きにくい7.0以上というところが殆どです。つまり、糖化酵素が働きやすいようにクッカーの中のマッシュのpH値を下げる必要があり、そのためにバックセットを用いたバーボン独特のサワーマッシュ方式が生まれたと考えられています。バックセットの量は通常、仕込水の15~20%、多いところでは30~40%にもなります。またバックセットはクッカーだけに戻す場合と、ファーメンターと呼ばれる発酵槽、あるいはその両方に戻す場合もあります。そうすることで発酵槽内の雑菌の繁殖も防いでいます。
【テキスト:P139】【新版テキスト:P157】

※他の言葉の意味も整理しておきましょう。
・初留釜に残った廃液は、「スペントウォッシュ」「ポットエール」と呼ばれます。また麦芽の絞りかす(ドラフ)と混ぜて、「ダークグレイン」と呼ばれる家畜の飼料に加工されます。再留釜に残った廃液は、「スペントリース」と呼ばれ、土壌改良剤などに加工されます。
【テキスト:P192、P223】【新版テキスト:P224】

・バーボンウイスキーの蒸留には、ビアスチル(beer still)と呼ばれる円筒式コラムスチルと、ダブラー(doubler)と呼ばれる精留装置を使用します。一般の連続式蒸留機では粗留塔と精留塔がペアになっていますが(2塔式)、バーボンの場合はビアスチルは1塔式なので、かわりにダブラーがセットになっています。ビアスチルで蒸留されるアルコールは約110~120プルーフ、ダブラーで130~140プルーフとなるため、65~70%くらいで蒸留していることになります。スコッチのグレーンウイスキーが94%で蒸留しているのとは大きな違いで、それだけ香味成分を多く残していることになります。ビアスチルで得られるスピリッツをローワイン、ダブラーで得られるそれをハイワインと呼び、その両方を総称してホワイトドックといいます。
【テキスト:P140】【新版テキスト:P158】


【問10解説】
初留器タイプ/数/容量(張込量):ストレート型×6基、バルジ型×2基(フォーサイス製・三宅製作所製)/1万~1万5,000リットル
再留器タイプ/数/容量(張込量):ストレート型×4基、バルジ型×4基(フォーサイス製・三宅製作所製)/6,000~8,000リットル



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